こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。

 

間取りが決まってきたら、次はいよいよ電気図面の打ち合わせをしていきます。

 

電気図面には、照明やそのスイッチ、コンセント、他にも、換気扇やテレビ端子、電話端子など様々な情報が記載されます。

 

この電気図面というのは専門的な記号で書かれるため、一般の方にはなかなか見づらいものですが、しっかり見ておかないと失敗しがちなところです。

「使いやすさ」に直結するところですからね。

特に、照明スイッチの位置とコンセントの配置は、だれが考えても一緒ということはまずありません。

 

人それぞれ、家族それぞれの生活イメージを詳細にしっかりたてておかないと、使いにくい住まいになってしまいます。

図面の記号

まずは、電気図面の記号のご紹介です。

記号については、どこのハウスメーカーや工務店も、だいたい同じような記号を使っています。

照明は種類によって記号マークが色々ありますが、「シーリングライト」「ダウンライト」「ブラケットライト」「ペンダントライト」あたりがよく使われる照明ですね。

 

照明器具の凡例
照明器具の凡例

 

そして、スイッチは●記号です。

「3」と書いてあるのは、三路スイッチといって2箇所のスイッチで操作できる仕組みのことです。

三路スイッチ⇒2箇所で操作

四路スイッチ⇒3箇所で操作

となるわけです。

照明スイッチの例

 

こちらがコンセント記号です。

Eと書いてあるのが「アース付き」ですね。アースは冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコン、トイレの便座などですね。

また、数字が書いてあるのは「2」だと二口コンセント、「3」だと三口コンセントということです。

二口は標準なので、数字が書かれていないこともあります。

コンセントの例

 

照明スイッチの位置

照明スイッチの位置がおかしなところにあると、ホント、使いにくいものです。。。

基本中の基本ですが、「開けたらすぐの壁」にあるかどうかという、シンプルなチェックになりますね。

 

ドアの開閉方向

ドアを開けて「すぐ」にスイッチがないと、超不便ですよね。

ごくたまに、ドアを開けたら開けたドアの後ろにスイッチが隠れていた、なんていうおそまつな計画もあります。

 

開き戸でのスイッチ例

 

また、引き戸の場合も同じく、開けた「スグ」の壁にないと、入って即操作できません。

 

引き戸でのスイッチ例

 

このへんは、かなり基本的なところですね。

開き戸でも引き戸でも、完全に開けなくても手が届く位置であることがベストですね。

「廊下」と「通路的な部屋」は三路スイッチ

廊下のような通路的なスペースは、入口と出口にスイッチがないと、

「点灯」して入って
「消灯」して出る、

ができません。

廊下の他にも階段も同じですね。

廊下の3路スイッチ

このような通路スペースは、入口と出口にスイッチが必要になります。

また、これは通路だけでなくて、部屋でも同じなんですね。

リビングでも、入口と出口が複数あるとそれぞれにスイッチ必要です。

リビングでの3路スイッチの例

玄関から入ってきてリビングへ入る際に点灯し、リビングから階段へ行く際にリビングの照明を消す、というように入口と出口で必要になります。

ほかにも、ウォークスルーできるWICやシューズクローク、洗面やランドリールームも同様ですね。

ウォークスルーできるWIC

 

部屋の中か部屋の外か

スイッチをつける位置が、部屋の中が良いのか、部屋の外が良いのか、という点も気になりますよね。

一般的な部屋はほとんど部屋の中につけることが多いです。

「ドアを開けて押す」のが通常です。

部屋のスイッチの例

ただし、例外としてトイレや洗面・脱衣など「狭いスペース」の場合は、外につけることもあります。

トイレのスイッチの例

また、トイレのスイッチの場合は、中につけるのが良いのか、外の方が良いのかどちらが良いの?ということをよく聞かれますが、

外につけるメリットとして

・消し忘れがわかりやすい
・来客者がスイッチを把握しやすい

中につけるメリットとして

・見た目にスッキリする
・間違って消されることがない

という感じですね。

一般的には外にスイッチをつけることが多いのですが、トイレの外にスイッチをつける壁がない場合もあって、中につけていることがあります。

また、ウォークインクローゼットでは中にスイッチをつけると、掛けてある服でスイッチが隠れてしまうこともあるので、外につけた方が良いとも言えますね。

コンセント類の検討

コンセント配置のチェックの流れ

コンセントの位置の検討では、「部屋ごとに使う可能性のある全ての家電製品を洗い出す」ことが基本ですね。

設計士に電気製品を伝えて、それを元に設計士がコンセントの配置計画を作りますから、それで足りるかどうかを確認します。

順番としては以下のようになります。

①まずは家具、家電の位置を決めて間取り図に書き込む

②配置した家具、家電の近くにコンセントがあるか確認する

③さらに細かい電気製品はないか確認する

といった進め方ですね。

 

また、注意点としては

・家具の後ろに隠れてしまわないか。

・高さは床付近でよいのか、高さを上げる必要はないか。

といったことも気にして進めましょう。

 

よくある「不足しがちなコンセント事例」

◆スマホの充電場所

スマホの充電場所としては、寝室の枕元というのが一番多いのではないでしょうか。

ベッドの枕元で充電する場合には、ベッドのヘッドボードやサイドテーブルの上に置くので、コンセントは床から30cm~40cmと、少し高くした方が良いですね。

また、LDKの中でも、充電する機会はあります。

リビング近くや、キッチンカウンター付近にもスマホの充電スペースを考えておくと便利ですね。 スマホの他にも充電を要する機器は、どこで充電するかを予め決めておいた方が良いですね。

例えば、電気シェーバー、ゲーム機、DIYの電動工具なんかもそうですね。

 

◆コードレス掃除機

先程と同じく充電に関するものですね。

コードレス掃除機の置き場所には、コンセントが必須です。

そのため、収納の中にコンセントを設置しておくことになります。

収納の中にコンセントをつける場合、掃除機の充電のように明確な目的がなければ、コンセントがあることを忘れてしまいますから、何を収納するかは細かく決めておきたいですね。

 

◆コード式掃除機

最近は掃除機も多くが全自動のロボット掃除機や、コードレス掃除機になってきましたので、コード式掃除機はほんとに少なくなりました。

でも、安定したパワーのあるコード式掃除機が好きな方もおられますね。

コード式掃除機の注意点は、あらゆるところにコンセントが必要なところです。

居室だけでなく、廊下やウォークインクローゼットなどにも必要になります。

 

◆ワークスペース

ワークスペースは、お子様のスタディコーナーに使ったり、パソコンスペースとしたりするカウンターデスクです。

ワークスペースでは、卓上から利用できるコンセントが欲しいですね。

特にパソコン関係を使う場合は、プリンターなどの周辺機器も含めてコンセントの数を確保しておかないといません。

 

◆スポット家電

結構忘れがちなのが季節家電のコンセント。

扇風機や電気ヒーター、加湿器、除湿機、空気清浄機などですね。

コンセントもあまり多すぎてももったいないだけですが、子供部屋や寝室などのプライベートルームでは、部屋の角を中心に、最低限「三箇所」はコンセントがあった方が良いですね。

家具で隠れてしまう場合を除き、部屋の四隅のうち、三つの隅には最低限コンセントを配置しておきたいところです。

 

まとめ

照明スイッチ、コンセントの位置のチェックは、間取りの検討と比べてもさらに詳細に生活イメージをすることが必要になります。

間取りに比べて、失敗しても小さな失敗となることが多いのですが、それでもやはり使いにくくて後悔するのは避けたいものです。

ぜひ、電気図もじっくりチェックしみましょう。

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