こんにちは。
一級建築士のtakumiです。
注文住宅を計画する時、
「どんな感じの家にしたらいいんだろう?」
「どこの業者にしよう?」
という時に、住宅展示場を見学に行くことも、イメージができてますので、参考になることもあります。
でも、住宅展示場で色んなことを鵜呑みにしていてはそこの営業さんの思うツボです。
その後の家づくりにしっかり役立てられるよう、計画してから展示場には行きましょう!
住宅展示場で注意することは?
住宅展示場はハイスペック
住宅展示場を見に行く時には、注意しておくことがあります。
まずは、「広さ」です。
住宅展示場の家は、各スペースがかなり広めに取られています。
例えば、住宅展示場の「LDK」は商談スペースも兼ねていることが多く、
何組もお客様が来てぎゅう詰めにならないように、
また、開放的な印象を与えるため広くつくられています。
スペースが広いと、色合いや質感も違ってきます。
仕上げ材料も、一般的にはグレードの高いものを使っています。
ルーバーや間接照明、意匠に凝ったモダン和室と、見ていて設計に採り入れたくなるような演出をしています。
壁紙のランクも少し高めだったり、素材自体も珪藻土を使ったり、エコカラットが貼られていたりと、高くつくけど「使ってみたい」ものがありますので要注意ですよね。
全ての部位に高い材料を使うわけでもありませんが、要所要所にハイスペックな材料が使われています。
そこでお客様に印象づけることで、実際に計画・設計をする際に、「採り入れたい」と思わせます。
展示場のおしゃれなデザインやハイスペックな仕様を色々と採り入れていると、それだけ高くついてしまうということです。
住所や電話番号を書かされる?
そして、最初に来客の名簿やアンケートを書かないといけないこともデメリットです。
断ることもできるのでしょうけど、なかなかしつこいですからね。
個人情報である住所や電話番号を記載するのはやはり嫌なものです。
書けば、セールスの電話やチラシがきますので、できれば本命の業者以外では書きたくないものです。
まぁ、ちょっと断りにくいかもしれませんが、「個人情報はちょっと」と言って住所や電話番号を書くのは断ることも大事です。
展示場で見るべきポイントは?
住宅展示場で気をつけて見ておきたいところは以下の点です。
①「間取り」は参考程度に
間取りは建てる土地、施主さんの条件によって様々です。
住宅展示場の家は、各部屋を「展示」しているだけで、動線は営業的な目線で考えられています。
生活をする間取りとして見るのではなく、あくまでも、材料や工法を確認する機会ととらえてください。
②仕上げ材の質をチェックする
実際に住宅の設計に入ったら、仕上げ材の質感をイメージする必要があります。
仕上げ材はサンプル品がありますので、サンプルをみてイメージすることになりますが、サンプルは通常小さいサイズしかありませんので、
仕上がった際には「なんかイメージと違う・・・」、
ということはよくあります。
そのため、住宅展示場では実際の色んな仕上げ材の仕上がり感を見て、参考にしておきたいものです。
③広さの感覚をつかんでおく。
先ほど住宅展示場は広めにつくられていると言いましたが、実際の距離感、ボリューム感を感じるには有効です。
例えば、キッチンのスペースもメジャーで測ってみて、
「ここでは幅が100cmもあって広々と使えるけど、実際は90cmくらいだからこのくらいかな?」
といった感じで検討できます。
まとめ
このように、①~③を考えてみると、住宅展示場は業者を決めるためにも参考になるんですが、業者を決めて設計に入ったあとの方が参考になると思われます。
業者を決めるためだけでなく、実際の広さや質感のイメージをつかむためにも利用してみてください。
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