こんにちは。
一級建築士のtakumiです。
間取りが固まってくると、次は照明計画も考えなければなりません。
照明については、設計士や電気担当、照明メーカーなどが照明プランを作ってくれますが、そのまま進めてしまうとオリジナリティのない平凡なものになってしまったり、過ごしにくい住まいになることもあります。
住宅によく使われる照明には「シーリングライト」「ブラケット」など、いくつかの代表的な種類があり、それぞれ特徴がありますので、それらを把握して効果的な使い方をしましょう。
シーリングライト
シーリングライトは最もポピュラーな照明です。
家電量販店でも多くのシーリングライトがあり、手軽に色々選択できます。
次にあげるペンダントライトと同じく、下の写真のようなソケットに「カチャ」っとワンタッチではめるものですので、ご自身で家電量販店などで買ってきてつけることも比較的簡単です。
メリットは、このように付け替えが簡単なことがひとつです。
古くなったり飽きてきたら、ネットや家電量販店でも気軽に購入でき、交換も容易です。
また、明るさに関しても高い位置から広範囲に照らすことが出来るので、最も効率よく明るくできる形状といえます。
天井面も照らしますから、最も明るい照明形状といえます。
最も広範囲に部屋を照らすことができる形状ですが、天井面につけるため、見た目にも視界に入りにくくスッキリした印象になります。
おすすめの場所は、リビングのほか一般的な居室全般です。手軽に交換でき、広範囲に明るくできますが、見た目にあまり目立たないので、無難なインテリアとなりますね。
ペンダントライト
ペンダントライトは、天井から吊り下げる形状の照明です。
大きさや照度にもよりますが、通常は比較的狭い範囲を照らすことが多く、ダイニングやキッチンに採用することが多い形です。
シーリングライトと違って、吊り下がって視界に入りやすいので、デザイン性を重視するものが多くなります。
上の写真は「ダクトレール」と言って位置の調整ができる照明の接続レールです。ダイニングテーブルなど、テーブルの位置が変わったり模様替えする際にも多少の位置の調整が利くので便利ですね。
また、広範囲を照らすものではシャンデリアも広い意味でペンダントライトといえます。
ただし、前に説明しましたソケットは、通常3~4kg程度の耐荷重ですので、シャンデリアのような重い照明の場合は、天井補強をしてチェーンなどで吊るす必要があります。
おすすめの場所は、リビング、ダイニング、寝室などです。吹き抜けにも使えますが、風で揺れるので振れ止めの補強ワイヤーが必要になることがあります。
ブラケットライト
ブラケットライトは「壁照明」「壁付け照明」と言われるものです。
ブラケットライトも広範囲を照らすものではなく、壁を照らして間接照明的に使ったり、階段やワークスペース等狭い範囲を照らすことが多い照明です。
こちらもペンダントライトと同じく視界に入りやすいので、デザイン性を考慮したいですね。
おすすめの場所は、階段や廊下、書斎、間接照明で用いるならリビングや寝室などにも最適です。また、吹き抜けに使うことも多いですね。
ダウンライト
ダウンライトは天井に埋め込む小型の照明で、狭い範囲を照らすことが多い照明です。
コストも手頃なため、最近では様々なスペースに多く使われる照明でもあります。
ダウンライトには狭い範囲を照らす「集光タイプ」と、光を広げる「拡散タイプ」とがあります。
集光タイプはトイレや廊下、キッチン、ウォークインクローゼットなど狭い範囲を照らす場所によく使われます。
逆に、拡散タイプは複数を設置してリビングや洋室など、主に広い部屋に使います。
おすすめの場所は、廊下やトイレ、ウォークインクローゼット、洗面所、キッチンなどの比較的狭いスペースです。リビングなど広い部屋に使用する場合には物足りないこともありますので、注意しましょう。
※ダウンライトの注意点についてtakumiのnoteで解説していますのでこちらもご覧ください。↓ ↓ ↓
スポットライト
スポットライトは、集中的に一箇所を照らすもので、単体ではなく複数設置することが多いものです。
狭い範囲を集中的に照らすものですので、キッチンのシンク上や、ワークデスクにも用いられます。
また、作業スペースではなく、本来の使い方でもある絵画や写真などの展示物を照らす用途にも用いられます。
おすすめの場所は、キッチン、ダイニング、ワークスペースなどです。また、ブラケットと同じく、吹き抜けにも使えますね。
間接照明
間接照明は照明の種類ではありませんが、手法として使われる照明形態です。
間接照明は光源を隠すように配置したり壁や天井を照らすことにより、じかに部屋を照らすのではなく、反射光で拡散させる方法です。
光源が直に目に入らず柔らかい光になるので、リラックスしたい部屋にはとても適しています。
ただし、注意点として間接照明は壁や天井への反射光で、弱い光によって演出するものですので、お仕事や勉強など作業をする場合には暗く感じます。
クリアーな視界が必要な部屋には、間接照明メインではなく、シーリングライトなどでしっかり明るくしましょう。
おすすめの場所は、リビングや寝室などリラックスしたい部屋、また玄関やホールにもよく合います。
まとめ
今回は戸建て住宅でよく使う主要な照明についてご紹介してきました。
照明には形状だけでなく、電球の色もありますので、こちらのnote記事もチェックしておいてください。↓↓↓
照明のほか電気関係についてtakumiのnoteでも様々解説しておりますので、また見ておいてくださいね。↓↓↓
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