こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。

 

本日は住まいの「プライバシー」について考察していきたいと思います。

 

プライバシーといっても、実は大きくわけて二種類あります。

 

ひとつは、家族と外部との間のプライバシーです。

お隣との関係性や、道路などから見える家の中の様子がそうですね。

 

もうひとつのプライバシーは、家族間のプライバシーです。

家族といえども最低限のプライバシーは必要で、静かにすべき空間や、着替え等で視線を遮るべき空間があります。

 

それではそれぞれのプライバシーについて詳しく見ていきましょう!

家族と外部との間のプライバシー

◆窓の位置に注意

まず、窓の位置は基本的なことですね。

 

外からの視線が入る可能性がある場所は注意しないといけません。

極力、お隣の窓と同じ位置に窓が来ないようにはしたいものです。

窓の位置がかぶりそうな場合や、どうしても視線が入りそうな場所には、少し高い位置の窓にして視線をずらすのもひとつですね。

 

また、玄関や和室なら「地窓」を設置する方法もあります。

和室における地窓の例

こちらも高さ方向で視線が入るのを防ぐ手法です。

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ただし、高窓や地窓の場合、人の目線に窓がないと「圧迫感」を感じやすいので注意が必要です。

◆窓の大きさに注意

窓の大きさはプライバシー性に大きく影響します。

でも、窓の大きさの考え方はとてもシンプルです。

明るく開放的にしたいところは大きく、

外から部屋の中が見えては困る場所は小さく、

ということですね。

 

お風呂やトイレといったプライバシーMAXのスペースは窓は小さめにして、開放性よりもプライバシー性を確保し、最低限の自然換気能力を確保する大きさとします。

 

次にプライバシー性が高いのは寝室ですね。

2階にあるとそれほど丸見えにはなりませんが、それでも道路に面するところに掃き出し窓があっては、ちょっと気になりますよね。

◆窓ガラスの種類に注意

浴室、脱衣、トイレなどといったプライバシー性の高いスペースは、外部からの視線を通す必要がありませんので、窓のガラスは不透明ガラスで良いものです。

不透明ガラスは一般的には「型板ガラス」といった表面に凹凸のあるガラスを用います。

型板ガラスの例
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表面をザラザラにした「すりガラス」もあるのですが、すりガラスは湿気などでガラスが濡れると透明性が増してしまうので、湿度の高いお風呂や脱衣室には使えないので要注意です。

 

家族間のプライバシー

◆寝室と子供部屋とのプライバシー

寝室は家族間でもプライバシー性が高い空間ですが、あまり気にされていない計画をよく拝見します。

ご夫婦の時間を過ごすのに、プライバシー性の高い寝室を作ることはとても大切です。

壁一枚で子供部屋にベッタリ接していると、音が筒抜けになってしまいます。

平屋の場合は、寝室がLDKに接していることもあります。

ホールや廊下を間に挟むのが一番良いのですが、それが難しければ間に収納を挟むことも有効です。

 

◆子供部屋同士のプライバシー

子供部屋どうしもできれば「ベッタリ」壁一枚は避けた方が無難です。

お子様が小さいうちは良いのですが、大きくなってくると生活習慣の違いもでてきます。

また、試験勉強や受験勉強など集中したい時間帯が各々違ってきますから、可能なら間に収納を介するなどして配慮できるとベストですね。

◆洗面と脱衣のあり方

脱衣というのも、プライバシーを気にするべき空間です。

ひと昔前は、洗面と脱衣が同じ部屋が多かったので、入浴等で脱衣を使用中の時間帯は洗面を使いにくかったんですね。

洗面と脱衣が同じ部屋だと洗面を使おうと入ると家族が着替え中だったり、あるいは入浴中二鍵をかけられて他の家族が洗面を使えない時間があったりします。

そのため、洗面と脱衣は部屋を分けて、単独で使える配置計画にするとベストです。

 

また、「回遊性」のある動線が人気ですが、脱衣室を回遊動線に含めることもプライバシー性が低くなる要因です。

悪くは無いのですが、脱衣を使用中に(両方のドアに)鍵をしめると回遊性がなくなりますし、鍵をしめないと二箇所も開くのは落ち着かないですよね。

脱衣は下の図のように、「お風呂の前室」のような配置としましょう。

◆トイレの位置

最後はトイレのポジションですね。

トイレが部屋にベッタリくっついている配置はトイレの音が気になりますからなるべく避けなければいけません。

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間取りを単なるパズル感覚ではめ込んでいくだけのプランではよくある問題ですね。

トイレと部屋の間には廊下や収納などを介するようにして、トイレの音が直接、部屋へ聞こえないような配慮が必要です。

まとめ

家づくりではふたつのプライバシー性に注意が必要でしたね。

ひとつは、、家族と外部との間のプライバシーです。

もうひとつは、家族間のプライバシーでした。

注意すべきは、これらのプライバシー性を考慮しながらも、「閉鎖的」な空間をつくらないようにしないと息が詰まる家になってしまいますからね。

適度なプライバシーを採り入れましょう。

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