はじめに

建築コンサルタントのtakumi です。

窓の種類って、結構いろいろありますよね。

家づくりは間取りだけではなく、いろいろな材料の特性を知っておかないと、快適で健康的な住まいにするのは難しいものです。

中でも、窓というのはたくさんの機能を持つ部位ですので、その機能性をしっかり把握せずにデザイン面で選んでしまうと、

「住みにくい!」

「選択ミスしたなぁ〜」

と、大きな後悔に繋がることがあります。

注文住宅でよく使う窓の種類とメリット・デメリット

窓というのは、実は何十種類という、非常にたくさんの種類があります。

その特性によって使い分けをしますが、住宅の場合は、そんなに多くの窓を使うことはありません。

ここでは、特によく使われる窓をピックアップして、その特徴とメリット、デメリットを解説します。

引違い窓

引違い窓は最もよく使われる窓の形で、構造もシンプルなためコストもそんなに高くないものが多い形状です。

オーソドックスで、価格も手頃なので、とても使いやすい窓ですね。

引き違窓(引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/hint/select_room/)

■メリット

メリットは、コストが手頃であるため取り入れやすいことと、誰もが使い慣れているため、使い勝手も良いことです。

他のタイプの窓と比べても、開けるのが素早く簡単ですよね。

そして掃き出し窓のように大きな窓として開閉できるのは、大きなメリットです。

■デメリット

デメリットは、換気をする際には半分しか開放できないので、換気効率はそんなに良くないものです。

また、フスマがスライドして「引違い」となる構造上、どうしても隙間が出てくるため気密性は劣ることになります。

網戸についても隙間ができるため、夏は蚊などの小さい虫が入り込む恐れもあります。

また、勢いよく開け閉めできるので、逆に指をつめたりもしやすいという危険もありますね。

縦滑り出し窓

デザイン窓として、比較的よく使われる窓の一つです。主に縦長で、サイドの縦軸で回転して開閉する、押し出して開けるタイプの窓です。

縦滑り出し窓(引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/hint/select_room/)

■メリット

メリットは、全開すると風が非常によく通ることです。引き違いと違って、窓を全開できるのでよく風が通ります。

■デメリット

デメリットとしては、まず格子がつかないため、1階周りで使用するには防犯性に欠ける点はあります。

風は全開するとよく通りますが、全開しないと開放面積が小さく、風が通りにくいという点も挙げられます。

横滑り出し窓

縦滑り出し窓と同じく、こちらもデザイン窓としてよく使われる窓です。

主に横長〜正方形に近い形で、上部の横軸で回転して開閉する、上方へ押し出して開けるタイプの窓です。

横滑り出し窓(引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/hint/select_room/)
高所用横滑り出し窓(引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/hint/select_room/

■メリット

メリットは、上方へ外を向いて開きますので、傘がわりとなり雨が降り込みにくい点があります。

また、横長であれば、目線より高く据えることで、外部からの視線も遮りながら光を採り入れ換気もできますので、プライバシーに配慮が必要な場所にも使いやすい点が挙げられます。

高い位置の窓であれば、チェーンなどのオペレーターで開け閉めすることになります。

■デメリット

デメリットとして大きな点は、上方へ押し出すという構造のため、窓が大きくなると重くなることです。

高い位置で、チェーンなどのオペレーターを使う場合も重さがあるとオペレーターが壊れやすいこともネックとなります。

また、横滑り出し窓と同じで格子がつかない点は防犯上、デメリットと言えます。

こちらも網戸は窓の内側に固定されているため、網戸を外してしまわないと開けることはできません。

上げ下げ窓

引き違い窓と似た構造で、縦にスライドさせ上げ下げすることで開放する窓です。

上げ下げ窓(引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/hint/select_room/)

■メリット

引き違いと違い、気密性が良いのが特徴です。

滑り出し窓と比較して、開け閉めが簡単で素早くできるのもメリットです。

■デメリット

引き違いと同じく、スライドして閉める際に指を詰める危険性はあります。

網戸は窓の外側に固定されているため、網戸が外しにくいという維持管理上のデメリットがあります。

FIX窓(はめ殺し)

FIX窓(引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/hint/select_room/)

その名の通り、窓枠とガラスだけの開閉ができない窓です。開閉ができないため、明り採りのために使用されます。

換気はできませんので、明るさと、開放感を得たいところであれば、スッキリした窓形状ですし、コストも安く抑えられますので、チェックしておきましょう。

窓の選び方

まずは窓の役割を整理

窓は、

◆明るさを採り入れること

◆風を通し部屋の換気をすること

が主な機能的な役割となりますね。

換気する際にはひとつの窓ではなくて、離れた位置に複数の、窓を設けることで風がよく通ります。

それ以外にも、大きな窓は屋外の空間との一体性やつながりをもたせるので、開放性も出てきます。

明るさやきれいな空気を入れる、開放感を得るといった、「健康」に関わる要素が多くあるのが窓の役目です。

南や東は大きく、北は小さく、西も小さめに

一般的な光の採り入れ方としては、

光の採り入れ方の基本

・朝日を感じるよう、朝日が昇る東側に窓を設ける。

・日中過ごす部屋を長い時間明るくするため、南側の窓を大きくとる。

・冬場陽の当たらない北側から冷気を入れないため、北側の窓は最小限とする。

・西側の窓は、夏場の西日の差し込みにより、部屋温度が上昇するのを防ぐため、無闇に大きくしない。

窓にもデメリットは多数あり

窓は心身の健康に大切な役割を担いますが、逆に、窓のデメリットも多くあります。

次にあげるようなデメリットもあることを把握して、窓の大きさや形、高さを選定していきましょう。

耐震性

木造の場合ですが、大きすぎると外壁面の耐力壁がそれだけ減ってきますので、上位の耐震等級を取得するためには、窓の大きさに制限が出て来ることが多くなります。

断熱性

窓は外壁に比べて断熱性能が劣りますので、むやみに大きくしたり、窓だらけにすると、家全体の断熱性能が低下することになってしまいます。

プライバシー

窓は明るさを採り入れ外部との一体性を高めますが、逆に、外からも見えてしまうというプライバシー性を考慮しないといけません。

外から見えるところはプライバシーに気を付けて、小さめにしたり、目線より上にしたり、不透明なガラスや目隠しを設けるなど、色々対策は必要です。浴室や脱衣は特に配慮が欲しいですね。

ただし、高い位置につけると外からの目線が入りにくいのですが、掃除などのメンテナンスが大変になります。

維持管理のしやすさとのバランスも大切です。

雨の降り込み

特に、風を通すために開けておく可能性のあるところは、雨が降り込みも考えて選定すると良いでしょう。

ちなみに、外壁面ならどのタイプの窓でも良いのですが、屋根につける「天窓(トップライト)」はおすすめしません。なぜなら、天窓は、雨漏りのリスクがとても高いからです。

どれだけ施工技術に優れている工務店さんでも、そのうち雨漏りしてくると考えてください。

開閉方の操作方法の違いによる使い勝手

窓は開け閉めする操作方法にも注意が必要です。

縦滑り出し窓や横滑り出し窓では、この写真のようにオペレーターハンドルといってハンドルをくるくると回して開閉します。

縦滑り出し窓のオペレーターハンドル

しかし、下の写真のように、カムラッチといって、窓に直接ラッチがかかるタイプもあります。

縦滑り出し窓のカムラッチハンドル

このような形式のハンドルは、網戸を一度開けてから窓を開けるという、超めんどくさい構造になっていますので要注意です。

まとめ

窓は採光と換気という、心地よい生活のためには欠かせないものです。

しかし、デメリットも併せ持っていますので、やたらと窓だらけにしてはいけないということです。

また、窓によって外観のデザインもかなり変わってきますので、窓がもつ機能性をきちんと整理しつつ、外観もすっきりかっこよくキメたいですよね。

窓で失敗して、

「暗い」「じんめり」「暑すぎ」「寒すぎ」

と、ならないように、しっかり計画しておきましょう。

窓の大きな役割のひとつ、窓からの採光についてはこちらで詳しく解説しています↓↓↓



そして、とにかく、私が重要視しているのは、家の品質を守ること。

あなたの大切な住まいが、低品質の危険な家では最悪です。

「あなたのこだわり」と「高い品質」、これらを両立するための方法とはなにか?

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